2018年06月29日
ティール組織を実現している会社があった。

日本レーザー 近藤宣之会長の著書
第7刷目?8刷目?らしいです。

昨年あたりからビジネス書でかなり売れているティール組織
難しくて分厚くて、読み切る根性がなかったが
今日、日本レーザーの近藤会長を本社に訪ねて
お話を伺って、こういうことか!と
目から鱗でした。
近藤会長は「自己組織化」という言葉を使っていた。
「社員のモチベーションがすべて」
と言い切る。
会社と社員の雇用の中で、ミッションや目標達成すべき契約内容がきっちりしているから
自分で勤務時間や勤務日数も決めることができても
社内が上手くまわっていく仕組みがあると言う。
個人が自立しながらも、チームで補完し合う
「ダブルアサイントメント」と「マルチタスク」という仕組みは
トップダウンではなく、自然と出来上がっていったのだと思う。
視察に来た方が社員に質問したら
「日曜夜、月曜日に会社に行くのが待ち遠しい、楽しい」
「社長の意識を持って働いている」と
答えていたという裏話も聞け
自慢話に聞こえないのは、なぜだろうか。
お会いする社員がみんな、本当に楽しそうな表情で
働いているのが伝わってきたからでしょうか。
近藤会長に、どうしたら自立マインドの社員が生まれるか質問したら
経営者の思想だとおっしゃった。
自立組織化を実現するための経営者の条件
1.個の創造性、個の営みを優先する
↑
私の疑問…会社の方針がゆらがないでしょうか?
2.「ゆらぎ」が新しい知性を創る
↑
私の疑問…そうは言っても、会社が混乱しませんか?
3.不調和、不協和、混沌を受け止める
↑
私の疑問…ますます社内が混乱しそうな。
4.トップダウンのコントロールは認めない
↑
ここまで、言い切る、言い切れるのは、社員を信頼できるからなんだと確信しました。
時代の変化をいち早く感じているのは、現場にいる社員ですから。
素晴らしい経営者とお話ができて
1時間の予定が2時間もお邪魔してしまいました。
講演会を9月4日 浜松にて開催します。
今から楽しみです。