2021年03月27日

74歳と23歳の染色職人が世界に挑む!

京都と世界の工芸をつなぐ会社 株式会社AFURIADOGS代表の中須俊治さんが
京都の染色工房「アート・ユニ」の現場から
74歳の職人 西田清さんのお仕事ぶりをリポートしてくれた
「京都染色工房応援オンラインツアー」

名司会者のはしけいさんこと、橋本恵子さんが
現地でリポートしてくれている話をさらに嚙み砕いて紹介してくれて
さすがです!

そこに加えて、彩纈染め(さいけつぞめ)体験者の大久保寛司さんが
西田清さんの作業が、いかに凄い事かを解説してくださったので
まるで現地へ出向いたかのような体験ができました。

西田清さん
ろうけつ染め風の染色「彩纈染め(さいけつぞめ)」や
「すりはがし染め」などの技法を独自に編みだす染色として注目され
ルイヴィトンやエルメスなどパリコレで採用された凄い方


シルクスクリーン4000枚が圧巻な工房
パターンの中から模様を選んで染料を塗る作業
微妙な力具合で、塗り斑が出てしまうそうです。

染料は、0.01g単位で調合する
湿気や気候によって同じ量を使っても微妙に違う色になってしまう。
アパレルメーカーから色に対する要求レベルが特に高くなってきている
その要求に応え、満足してもえる作品を提供するのが自分たちの仕事
と語る西田さん


【刷り剥がし染め】
染色する生地の全面にまず糊をプリントし
乾燥させてから生地に着いた糊をひび割れさせて
そのひび割れに染料糊を浸透させる技法

パリコレの衣装にも使われたものも見せていただきました。
手の握りで、細かいひび割れ模様を創りだす
この「ろう割り作業」を見本として3メートルの生地で見せていただきました。

実際は1万メートル(10km)ですって
膝歩きで、巻いて摘まんでの繰り返しの作業、これを3回
一日で手袋がボロボロに

夏でも、塗ったのりを乾かすためにガスヒーターを下から炊くので
室内は45℃にもなる中で、この作業をひたすら、くり返す。
想像しただけで、気絶しそうでした。

そんな工房に弟子入りされた越本大達さん
西田さんの工房を訪ねて、魅了され
就活をやめ、弟子入りを決断された

「自分がかっこいいと思える仕事をしたかった」

みんなが就職活動している中での決断
喰っていけるかどうかわからない世界に入る
ご両親だけでなく西田さんも(笑)反対した弟子入り

一人前になるのに15年
相当な覚悟がないとできない決断

リクルートスーツを自分で彩纈染めにしカラフルなスーツに大変身させ
卒業式に着ていったスーツ姿の写真を見せてもらいました。
この発想が粋だな~
職人の世界への旅立ちの決意


西田さんの言葉
「考えたってできない」
刷り剥がし染めの発想は失敗作から生まれた技法ですって

最後に私たちに向けてのメッセージ
「前進あるのみ、チャレンジ」

奇しくも、工房にかけてあった日めくりカレンダー
「前向きなものの見方が、成功への近道」

オンラインセミナーに参加されていた社会人一年目の若者の感想も素敵でした。
「西田さん、無邪気さを感じた、邪気がない」
「越本さん、覚悟を感じてかっこいい!と思った」

どなたかが
「素敵な葛藤の向こうに見える未来からの陽射し」
「エッジの効いた人が集まってくる」
という素敵なコメントもシェア出来て、良い時間でした。


●THE KYOTO
掲載された西田さんの記事
https://the.kyoto/article/6a4e60cc-64d2-43dd-a72a-4110e2e0e7db

●京都新聞
「暇を持て余した京職人の、ジーパンをカッコよくする遊び。」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/282253


【74歳と23歳の次なる挑戦】
クラウドファンディングで応援! パリが認めた染色家、人生最後の大勝負!
〜それでも京都から世界をめざす〜
https://camp-fire.jp/projects/view/395236

「流彩染め(りゅうさいぞめ)」に必要な設備の導入のめどが立ったとのことで
染色文化の価値を向上させ、つぎの世代に半世紀ちかく培ってきた知識を引き継ぎ
再びパリコレクションの舞台に作品を送り込む、そのプロセスを共有できるということで
私も寄付させていただきました。
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 18:14Comments(0)校長のつぶやき

2021年03月20日

事業承継した女性社長・これから承継する女性たちのインタビュー

「KURAGOCHI」 
A・NE・GOメンバーを取材していただきました。


「業種を超えて手を繋いだ地域振興」
株式会社山崎製作所 代表取締役 山崎かおりさん
https://eikoshowworks.com/?p=1016


「チャレンジ精神と聞く力」
フジ物産株式会社 代表取締役 山﨑伊佐子さん
https://eikoshowworks.com/?p=908


「小さな村を創りたい」
有限会社SUNDIOS(サンディオス) 代表取締役 津賀由布子さん
https://eikoshowworks.com/?p=891


「次代文化の先駆けとなり、社員の方たちとともに事業を拡大していきたい」
株式会社大川原製作所 取締役社長室長 大川原綾乃さん
https://eikoshowworks.com/?p=877


「今の情報発信とこれからの情報収集、そして展望」
株式会社芹澤工業 専務取締役 芹澤菜緒子さん
https://eikoshowworks.com/?p=870


「ローカルの方がかっこいい」
サツマ電機株式会社 代表取締役 梶川久美子さん
https://eikoshowworks.com/?p=856


https://eikoshowworks.com/  


2021年03月18日

働き方改革アワード受賞企業決定

2020年度「静岡県 働き方改革アワード」受賞おめでとうございます!

3/11(木)と3/15(月)に、「静岡県 働き方改革アワード」受賞企業の授賞式が各社で行われました!
「静岡県 働き方改革アワード」とは、静岡県が2018年度に創設した表彰制度です。

働く人一人ひとりのニーズに合った多様な働き方の選択を可能にする「働き方改革」を推進すると同時に
企業の生産性や競争力の向上につなげるために積極的に取り組んでいる企業を表彰しています。
受賞に向け、推進リーダー養成講座を受講していただき
るるキャリアがサポートさせていただきました。

第3回目となる今年度は、こちらの企業様が受賞されました!!

■スタートダッシュ部門賞
株式会社イズラシ様 http://www.izurashi.co.jp/


■ユニークな取組奨励部門賞
株式会社ツチヤコーポレーション様 http://www.tsuchiyacorp.co.jp/


■取組加速化部門賞
・フジ物産株式会社様 http://www.fuji-bussan.com/


■取組加速化部門賞
・株式会社大川原製作所様 https://www.okawara.co.jp/

フジ物産の社長 山崎 伊佐子 さんと大川原製作所の取締役 大川原 綾乃 さんは
静岡県女性経営者団体「A・NE・GO」 のメンバーなので、自分が表彰されたみたいに嬉しいです。

事例集作成にあたっては、県の方から何度も何度も修正が入り
うちのスタッフは粘り強く何度も企業とデザイン会社に修正のお願いしてて
心折れそうな事も何度もあったのでは…ほんとよく頑張りました。

快くスピーディに対応してくださった企業の方、特にデザイン会社の
マーケットデザインワーク ビイト様には感謝申し上げます。

今回の受賞を機に、各企業様のさらなるご発展をお祈り申し上げます!
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 16:00Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2021年03月13日

テレビで見た某有名寿司屋へ!



小春日和
清水の有名店、末廣鮨の個室を知人が予約していただき行ってきました!


先日、マツコ・デラックスさんも清水に来た際に座ってらした
この個室の奥にある、あのカウンター!

懐石料理だけでもかなりボリューミー
そして高級食材が出てくる出てくる

まぐろステーキ
蒸しあわびのからあげ
白子の茶わん蒸し
白子のフライ

そのあと、あの奥のカウンターで親方の望月栄次さんの握り
噂のレアな部位のまぐろ

背の部分 脂がすごいのっているけど、とっても上品

そのあとは、はらも、中トロ

まぐろの後は、
のどぐろ、かつお

そして、噂のうに巻き~




この手巻き、2回、回ってきました。
いっぺんにこんなにうにを食べたのは初体験です。

まだまだ続きます
赤がい、えび、ねぎとろまき

大大満足~

ご主人、望月さん、ありがとうございました。


お酒は、日本酒に詳しい方がお持ちの貴重なものを持ってきていただき
一生に一回飲めるかどうかという主役級のレアなものばかり。


シャンパン ブラン・ド・ブラン ルイナール
1729年、世界で初めてシャンパーニュを造りだしたルイナール
『シャンパーニュの宝石』と呼ばれているようです。


焼津市 磯自慢 アダージョ
毎年の「磯自慢中取り純米大吟醸35」から少量を取り分け
冷蔵貯蔵でゆっくりと熟成させるから「アダージョ」
冷やしすぎないほうがおいしいとのことで
冷え冷えから、少し温度を上げ、その違いをゆっくりゆっくり味わいました。


山形県 十四代 七垂二十貫
磯自慢のアダージョ同様、入手困難で稀少価値が高い「幻のお酒」
七垂二十貫とは、20貫(75㎏)のお米から7垂(滴)ほどしか取れないくらい貴重な酒、という意味ですって。
袋吊りされたもろみから斗瓶と呼ばれる小さな容器に少しずつ集めた、斗瓶囲い製法です。

福井県 黒龍石田屋
3年以上の熟成期間を経ていながら、年月を感じさせない綺麗さがあって…
石田屋は何度か飲ませていただいたことがあり
うっかり、写真を撮るのを忘れました。


仙台市 勝山「暁」
伊達家御用蔵がキャッチフレーズ
ワイン界の巨匠ロバート・パーカー氏によるパーカーポイントにて95点という高得点で
日本酒のなかから2番目に高い評価をいただいた日本酒らしいです。

貴重な機会をいただきまして、感謝申し上げます。
ご馳走さまでした!



お店を出たらすっかり夜
美味しいお酒とお寿司、素敵な方々との楽しい会話
来週も仕事頑張れそうです。
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 21:18Comments(0)校長のつぶやきグルメ&ワイン&日本酒