2013年03月22日
うつろいゆく時間を一瞬に留める

デジタル画像処理技術によって制作時と同じと思われる状態に復元し、額装も
同じ物にして、制作年代順に展示しています。
フェメールの全作品が静岡で一挙公開!
そんなことは実現不可能だと思った方、その通りです!
フェメールの作品は盗難にも遭っていて、いまだ行方不明の作品もあります。
盗難作品を除いたとしても、全作品を一同に集めることは不可能です。
でも、リ・クリエイトというデジタル画像処理技術によって
制作時と同じと思われる状態に復元し、額装も同じ物にして
制作年代順に全作品37点の展示会『フェルメール 光の王国』が
昨年、銀座で開催され、もの凄い人で賑わい、大盛況でした。
レプリカではなく、新しい価値として認められた。
芸術作品として素晴らしいということで、地方にも観ていただきたいという思いで
静岡朝日テレビさん35周年主催、アルバイトタイムスさん40周年記念で協賛
素晴らしい企画展が静岡にやってきました(^^)v
http://www.vermeer-shizuoka.com/
フェメールは、自然界のうつりゆく景色をキャンパスに留めたい!
その思いは、時間をキャンパスに留めるということです。
フェメール作品の鮮やかなブルーは、ラピスラズリという鉱物を使っています。
当時は、金よりも高価です。
風景にある色、特に「青」を絵画に留めることにこだわった。
この企画展は、フェルメールのファンで、足掛け4年にわたって全作品を世界各地で観て回った
分子生物学者の福岡伸一さんの監修によるものです。
福岡さんはフェルメールの理解には作品を時系列に沿って観ることが不可欠と考えた
ことによる企画です。
なぜ生物学者の福岡先生がフェメール展を開催することになったのか…。
オランダのデルフトという地に、顕微鏡を使って微生物を研究した
微生物の父「アントニ・ファン・レーウェンフック」という方がいて
その方のことを調べにデルフトへ行った際に、フェメール展に出逢い
惚れこんでしまったらしい。
フェメールは、レーウェンフックと同じく、デルフトの出身です。
後にわかったことは(まだ仮説ですが)レーウェンフックの顕微鏡で見た虫の絵は
フェメールが描いたのでは、と福岡先生は仮説しています。
これが実証できたら、凄い事実!
そんな福岡先生の解説つきで、先日、オープニングの内覧会に行ってきました。
裏話満載で、とっても楽しい、興味深いお話でした。
本を購入したのですが、この興味深い裏話満載です(#^.^#)
今回、すっかり福岡先生のファンになってしまいました。

有名な「真珠の耳飾りの少女」
フェメールの全作品を観られる貴重な機会は二度とないので、ぜひおススメです。
会場は撮影自由です。
BGMには久石譲さんのオリジナル曲が流れています。
そう、もう一つのおススメは、小林薫と宮沢理恵とナレーションかも。
とっても暖かくて、ぜひ、音声ガイドを借りてください(^^)v
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Posted by 働く女子大学 校長 at 23:22│Comments(0)
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