2013年08月04日
おしごと塾「工芸デザイナーが米屋に」

タリーズの学生のためのおしごと塾Vol.13は、安東米店(アンコメ)の3代目の長坂潔暁さん。
おしごと塾は、前店長の増田久美さんが1年前の3月にスタートし
毎月、社会人に登場していただき、人生の先輩のお話しを聞きながら
学生が将来のこと、未来の自分を見つけるための講座。
久美さんが東京に転勤になってしまい、「しごと塾」は5月からお休みしていましたが
タリーズのフェロースタッフが、学生のためにも、自分たちスタッフの勉強のためにも再開したい!
ということで、再開1回目(第13回目)からは、私が社会人を紹介していくことになりました。
仕事がライフワークなのかわからないような、仕事を楽しんでいる人がいいな・・・
と考えていた時に、すぐに「アンコメさん!」が浮かびました。
アンコメさんは、武蔵野美術大で木工工芸デザインを学んだものの
テーブル、イスの画一化されたものに疑問を持ち始めた。
社会人になったものの、仕事への疑問は常にあり、
そんな頃、実家のお米屋さんの仕事って「稲⇒米⇒飯」の仕事をデザインできる!って
その事に気づき米屋を継ぐことを決断。
お米を売るのに、稲の事を知らない。
お米を売るのに、ご飯の炊き方を知らない。
全体をわかって仕事をしたい。
「田んぼからお茶碗まで」
このキャッチコピーがまさにその時の想いが詰まっています。
アンコメさんの場合、単に知識を入れるだけでなく
そこの場に身を置く、とことん学ぶ。
稲作生産者との会を紹介してくれた平野斗紀子さんとの出会い
巨大胚芽米カミアカリを発見した松下明弘さんとの出会い

一生懸命な人は、周りの人が手助けしたくなる。
だったら、こんな人いるよって紹介したくなる。
人との出会いによって道が拓かれるんですね。
「カミアカリ」というブランド米を作るまでのプロジェクトのお話では
「夢を持ちたい」「男のロマン」という言葉から、男同士の愛を感じました。
仕事を通してこんな関係が築けるって、ホント素敵です。
このあたりの詳しい話は松下さんの著書「ロジカルな田んぼ」に詳しく書かれています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4532261961/chickensoupwi-22/
稲オタクの松下さんにも「おしごと塾」に登場してもらいたいです。
アンコメさんは、既成の発想をはるかに超える
常に新しいことにチャレンジしている。
先月は、何とフランスの能フェスティバルでも「スイハニング」をやってきたそうです。
これも人との出会いから。
アンコメさんの言葉を借りると「ホラを吹く」(=夢を描く・伝える)
といずれ叶う、とおっしゃってました。
学生たちに、どんな風に感じてもらえたのかな。
型にはまらず、素敵な大人になってほしいです。
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Posted by 働く女子大学 校長 at 08:30│Comments(0)
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