2015年03月28日

当たり前の反対語は?

「小さなことほど丁寧に
当たり前のことほど真剣に」

昨日今日と2日間、接遇マナーのブラッシュアップのため
とある企業の接遇&マナー研修に参加してきました。

その研修室に飾ってあったことばです。

ついつい、合理的な考えかた、効率性、が頭をよぎり
3M(ムリ、ムダ、メンドウクサイ)を考えてしまいますが
少なくとも、私の20代30代はそうだった。

できるだけ端的に伝えるし、相手にも同じことを要求していた。
私も相手の意図を汲むし、目的を察知するから
相手に意図を汲んでもらいたいと思っていた。

仕事を依頼する時は
「~をお願いします」ではなく「~してください」

「~をお願いできますか」
「~していただけますでしょうか」
お客様にはできてたけど、部下にはどうだったのだろうか。

実は部下にも指示ではなく、依頼の口調は大事だと
最近感じてます。

上司になったのだから、舐められないように
威厳をもって、キッパリ指示するものだと
おっしゃる方もいらっしゃいますが・・・

部下だから当たり前に電話をとるもの
部下だから言われた資料を作るもの
ではない、と最近、つくづく思います。

そう考えると、部下にも、お願い口調の指示があってもいいのでは?
と私は思います。

先日、個別面談で相談された内容。
上司から「部下から舐めらないように
厳しい言葉で指示するように」と言われた。
管理職になったばかり、部下は自分より経験も年齢も上。
急に命令口調はできない。
だけど、上司のいうような管理職になりたい、と。

チョット待って!
命令口調で年上部下が気持ち良く、仕事をしてくれたらいいけど…
どうなんでしょうか。
私は、うまくいかないと察します。

上司とは、管理職とは「こうあるべき」
スタイルにこだわっている管理職が
まだまだ多い気がします。

仕事は成果。
成果を出すのは部下。
部下のモチベーションは
上司の一言に大きく左右されます。


「当たり前」の反対語は「ありがとう」

ありがとう=有り難い

やってくれて当然ではなく
電話をとってくれて有難い

そんな気持ちで溢れる会社
社内の声がけができる上司が増えたらいいな。

お客様の接遇は、社内に対しても考えさせられる言葉が多かった2日間。

一緒に学んだ高卒男子には、かなりハードルが高かったようですが
等身大の若者の姿を間近に見ることができ
楽しませてくれてました。










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Posted by 働く女子大学 校長 at 10:14│Comments(0)校長のつぶやき企業研修
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