2013年02月18日

生きる意味『リブセンス』

生きる意味『リブセンス』
成功報酬型のアルバイト求人サイトの会社「リブセンス」という会社は知っていたけど
起業した「村上太一」さんについては、この本で初めて知りました。

25歳という最年少の若さで、創業から5年でマザーズに上場した会社。
きっと、向上心の高い、言葉を変えれば、野心家のギラギラした大学生なんだろうと。
「リブセンス」という会社に対しても、そんなイメージを持っていました。

でも、この本を読んで、リブセンス、というか村上太一さんへの見方が、がらっと変わりました。

彼のビジネスの根底は
「人々の不便をなくし、世の中の役にたち、事業を大きくして社会に良い影響を与えたい」

これに近い言葉を経営理念に使われる企業は多いけど
企業なのだから、利益を上げないと株主・社員への還元が大事です。
そう、大抵は、必ず、利益の話がついてまわります。
これは当然のこと。


村上太一という人物は、この本を読む限り、
青臭いほどに、利益の臭いがしないのです。

著者の上坂徹さんは、『プロ論。』を書いた方なので
いかにその人物が特別の人ではないけど
でも、ここが凄いところなんだ!という書きぶりなので
その分を差っ引いて読んだとしても
真からの純粋さを感じる経営者なのです。

経営理念は“幸せから生まれる幸せ”
人を幸せにすることで自分たちが幸せになるという。

本当に顧客の幸せを追及してビジネスをやってきた事が
伝わってきます。

これからの時代に成功する会社って
こういう彼のような経営者の会社なんでしょう。

欲(彼の場合は世の中の幸せ)の次元が違うところにあって
透明感を感じさせる。

その一方で、成功させるためにとても現実派。
細かいタスク・段取り力・緻密なシュミレーションを作成している。


経営者・起業に全く興味のない方にもお薦めの一冊です。
働く意味を考えるのに、とてもいい本です。

心が洗われますicon12



同じカテゴリー(校長のつぶやき)の記事画像
2021年感謝&2022年 誰もが「幸せに働く」社会を願って
宮本亞門さんの塾を振り返り
パラリンピック閉会式 演出陣がなんと!!
宮本亞門さんの塾に参加したけど、凄すぎて…はあ~
事業承継した女性社長・これから承継する女性たちのインタビュー
テレビで見た某有名寿司屋へ!
同じカテゴリー(校長のつぶやき)の記事
 2021年感謝&2022年 誰もが「幸せに働く」社会を願って (2022-01-01 00:01)
 宮本亞門さんの塾を振り返り (2021-10-01 21:20)
 パラリンピック閉会式 演出陣がなんと!! (2021-09-07 00:01)
 宮本亞門さんの塾に参加したけど、凄すぎて…はあ~ (2021-05-15 23:18)
 74歳と23歳の染色職人が世界に挑む! (2021-03-27 18:14)
 事業承継した女性社長・これから承継する女性たちのインタビュー (2021-03-20 13:43)

Posted by 働く女子大学 校長 at 17:10│Comments(0)校長のつぶやきおススメ本
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
生きる意味『リブセンス』
    コメント(0)