2016年07月23日

初めての体幹。「観る音楽」


音楽とは「音を楽しむ」ものだと思ってました。
今日のイベントに参加するまでは。
イマジネーションは耳からだけではなく
視覚・体感から生まれるものも音楽というのだ!
私たち健常者が音楽の定義をかってに狭めてしまったと思う。

「LISTEN」という映画は、静岡市職員の青さんが
静岡市に協賛を求めることもなく
映画上映を実行されたことに感動しました。

彼女の想いに共感した10数名の方々がボランティアで関わってました。
青さんの想いの強さと、彼女のお人柄なんだと思います。

「LISTEN」という、音が一切ない、聾者の音楽を楽しむ映画
用意された耳栓をすることで
100名近い方が参加の雑音はシャットアウト。

3年ほど前
東京で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というワークショップを体験。
真っ暗闇の中で、初めての方々とキャッチボールをしたり
植木鉢に種を蒔いて土をかぶせたり
お茶を飲んだり・・・

盲目の方の世界を味わって分かったのは
盲目=障害者ではなく、研ぎ澄まされた感性の持ち主だということ。

今回の映画は、耳が聞こえない聾者。
聾者にとっての音楽とは・・・
聴く音楽ではなく「音のない、観る音楽」

アドリブで体を使って音楽を表現する方々
無音の世界を初めて体験しました。

3月25日(金)放送された『SONGSスペシャル 福山雅治 SONGLINE』の再放送
ドン族の動きは、まさに聾者の研ぎ澄まされた感性がなせる技だと思います。

手話ポエム。
無形の音楽。

聾者の音楽と通じるものがありました。

「観る音楽」初めての感覚に感動した金曜日でしたicon12  


Posted by 働く女子大学 校長 at 04:44Comments(0)校長のつぶやき