2018年01月01日

2018年穏やかな元旦、ずっと大事にしたい人

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。



暖かくて穏やかな元旦
今年も実家で過ごしました。

100歳まで生きそうな母だと思っていましたが
最近あちこちイタイイタイと言うし、急に弱音を吐くようになった。

こうやって一緒に過ごせるのもあと何年かもしれないのかな・・・
いやいや、車の運転をしているのをみるとやっぱり100歳は生きるかも・・・

そんなことを思いつつ、母の爪を切るという
生まれて初めての体験をしました。

爪の形、指の形をしげしげと眺めるのも初めてのこと。
介護をしたら当たり前のことなんだろうな、と思いつつ
健康に一人で暮らしている母に感謝です。

今年は疲労骨折で包丁が握れないということで
お重は、日本料理「中重」さんのお節






お店のお節を頼むのは初めてです。

とあるホテルのお節を頼んだこともありましたが
冷凍を使っているのがわかるし
ここまでぎゅうっと中身が詰まってなかったし、味も・・・・

ここ1ヶ月、イタリアンやフレンチで食事に行ったときに
美味しそうなお節のご案内チラシも見て心動いたけど
田舎もんの母に馴染まないだろうし・・・

タイミングというか、ご縁ですよねー
焼津の日本料理「中重」さんにたまたま仕事で行ったときに
お節をやっているご案内をしていただいて
なんとなくピンと来て。

足りなそうなお節は、母と義姉と私で作りました。
なますは、母の指導のもと私が担当

富士市は「落花生入りのなます」がスタンダード
生まれた時からこの味に馴染んでいたので
大人になってお料理屋さんで食べたなますは
お上品だけど物足りなくて、今ひとつだったと感じたの
今でも覚えています。
落花生文化に馴染みすぎて「茹で落花生」も全国区だと思い込んでました。
まさかそれがデフォルトだったと知ったのは28歳くらいかな・・・。

40歳過ぎの富士出身のうちのスタッフさんは
先日まで、日本全国のなますは落花生入りだと思ってました(笑)

■富士市の公式サイトにもご当地グルメとして掲載されています。
http://www.city.fuji.shizuoka.jp/fujijikan/live/kb719c0000000ol9.html

母と一緒に、なますやお雑煮をつくり、お節を並べ、お屠蘇を飲む
この先、何年続くかわかりませんので
こういうささやかな日常も大事にしたいとしみじみ思いました。

そして、昨年、逝去された聖路加国際病院・日野原重明先生の言葉を思い出しました。

「人間は限られた”いのち”を持つ生きものです
あなたが持っている”時間”(=”いのち”)をできるだけ人のために使いましょう」

いのちとは時間なのです。
誰のために時間を使うか。

一日24時間、気持ちを穏やかに過ごしたい
出会った一人ひとりの出会いを感謝の気持ちをもって大事にしたい
何よりも、身近にいる大切な人との時間を大事に大事にしたいです。

そして、今年も皆さまにとっても幸せで健康な一年になりますように
ご祈願申し上げます。



2018年元旦 内田 美紀子


  


Posted by 働く女子大学 校長 at 22:43Comments(0)校長のつぶやき