2020年01月18日
ファンタジー映画の5原則

【誠実】
まさにこの言葉がぴったりのお二人でした。
㈱江﨑新聞店の江﨑社長と㈱吉村の橋本社長
アイセル女性カレッジ受講者からの質問に
とても丁寧に真摯にお答えされていました。
ハンドルは自分が握る
上司と部下の狭間で人間関係に振りまわされることがある
リーダーシップとは、メンバーや部下をコントロールすることでもなく
相手をリードすることでもなく
自分の心のハンドルをリードする事だと思う
江﨑社長のお言葉
自分の人生、自分が主体で社会をつくる
小さいながらも一翼を担っている
橋本社長はお子さんの保育園の参観日に
「お母さんたちの夢は何ですか?」と問われた時に
夢??これから何をしたいのか??
子育て以外に考えたことなかったので
園長先生に逆に質問したら「社会を平和にすること」
何を大それたことを言っているのか???と思ったけれど
化学肥料を使わず地球にやさしい畑作りを子どもたちに教え
じゃがいもを栽培する学びを通して、社会平和に関わっている
園長先生の言葉と実践が一致した瞬間
自分も何かできるのではと捉え方が変わった。
ストーリーを大事にしている
経営・経済のことも素人、お茶包装業界の事も素人
できないところばかりに目が向いていたが
自分の長所って何だろうと考えた時に
文学部だった自分の長所を活かそうと。
コインの裏と表、欠点・短所を失くしたら
長所もなくなってしまう
商品開発のストーリー、消費者へ届くストーリー
このストーリーを書けるのは自分の強み
トップも悩んでいる
経営層がまったく変えようとしない、理念やビジョンを語ろうとしない
そもそも理念やビジョンをもっていないのではというトップに対し
どう接したらよいか悩んでいる女性からの質問
トップと接触をもってみよう
実はトップも悩んでいる
耳を傾けてもらえるよう、小さな事例でいいからアピールしましょう
「ストーリーが人を動かす」
変わらないとあきらめずに、じわじわ作戦
と江﨑社長がアドバイス
橋本社長からは
関係性が悪いんだなと捉える
風呂水が溜まる様に、ふっと溢れる時がある
がらっと変わる時があることを信じる
江﨑社長から最後のメッセージ
ファンタジー映画の5原則
ファンタジー映画の売れる鉄則があるという
1.故郷を出る=例えば、違う部署に異動になる
2.仲間と出会う=同じビジョンに向かう新しい仲間と出会う
3.敵と出会う=ウマが合わない上司と出会う
4.決戦=その上司と闘う、とか
5.故郷に戻る=力をつけて元の部署へ戻る
新しいことにチャレンジ
行動するパワー、踏み出す勇気を戴きました。
土曜日の僅か2時間の間に大好きな経営者から
心に響くメッセージのシャワーが染み入りました。
著書にしたいくらい!
心から感謝申し上げます。
2020年01月18日
ひらがな経営
東京に本社、焼津に工場を持つ株式会社吉村の橋本久美子社長の「ひらがな経営」
難しい言葉、わかりづらいカタカナは使わない
開かれた経営、すべての情報を壁新聞などで公開している
「忖度しない会議術」
会議のやり方もユニーク
アジェンダを事前に明確にしておくのはもちろん
発言は一人20秒以内、どの会議でもキッチンタイマーを使用する
全員意見を言わなければならない
社長の発言も一票、新入社員の発言も一票
誰の意見か名前を記載しない
意見出し5分、メリット・デメリット5分、
デメリットを払しょくする手段を検討5分
結論出し5分
20分以内に会議は終了させる
「自尊心を踏みにじられたことが原動力」
専業主婦だった橋本社長がお父様から
斜陽業界のお茶産業
「明日の飯の種を作れ」と事業承継を言われて
㈱吉村に関わりだした当時
茶包装業界の会合に出ると男性ばかり
屈辱的な事が多々あった
「理不尽な事、みじめな自分
後から振り返ると、あれがあったから今の自分がある」
お客様のところへクレームに行った時に
女社長が詫びに来た、帰れと水をかけられたことがあった
たまたま後からお会いする機会がありその社長からお詫びされた。
その時奥様の闘病で精神的にイライラしていたと。
理不尽な事があった時に、相手に事情があるかもと
思えるようになった。
「経営理念で飯が食えるのか?」
経営の勉強会でまずは経営理念(何のため)を
作ることだと教えられた。
それで会社は売上があがるのか??
サンタクロースは何のためにクリスマスに働くのか。
子どもたちに夢を与えるため
「何のために」がなかったとしたら
ただ真夜中に働かされて重労働で大変な仕事
だから「経営理念(何のために)がないと
貧乏暇なしでしんどい気持ちで働かなければならない
橋本社長は「どれだけご機嫌に仕事ができるか」が
仕事のモットーだとおっしゃっていた
だから「目的(~のために)」「目標(~する)」を
必ずいつでも明確にする
「主婦はプロの消費者」
生活者視点を持つ主婦が商品開発することで
売れる商品を作れることを実証できた
急須をもっていない30代ママさん達
暑い夏にお茶を飲もうを啓蒙しても売れるはずがない
そこで座談会を開き生まれた商品が
HARIOのフィルターインボトル冷茶版
これが爆発的に売れ、販売網も新しいチャンネルへ
次から次へ売れるお茶のパッケージも生まれていった
火をつけることができるのが女性
女性が男性の社会に入ると違和感を感じることが多々ある
それがヒット商品を生む
「問題の所有者」は誰か
褒めるはしない、その代り
あなたの事わかっているよ、というメッセージは伝える
悩んでいる社員がいるとする
以前は悩みを解決してあげようと社長自身が動いたりしていた。
悩んでいる本人が「問題の所有者」
解決のための支援はするが
本人の代わりに解決をしようとはしない。
[ニーズ」と「解決策」を分けて意見を戦わせる
解決策の話で戦おうとすると揉める
お互いの目指したいところ、何を求めているのか
特に上司と意見対立した場合は
ニーズに焦点を当てて話し合いをするほうが得策

「心理的安全」×「責任」で相思相愛
女性社員が働きやすい環境を整えようと色々な制度を整えてきた
つわり休暇、2時間有休、末子小3までの時短勤務
女性が働きやすい制度があるから入社したい女性社員はいらない
この社員と働き続けてほしいから制度を作るという順番を大切にしたい
橋本社長と江﨑社長からのメッセージはまだまだ続く
難しい言葉、わかりづらいカタカナは使わない
開かれた経営、すべての情報を壁新聞などで公開している
「忖度しない会議術」
会議のやり方もユニーク
アジェンダを事前に明確にしておくのはもちろん
発言は一人20秒以内、どの会議でもキッチンタイマーを使用する
全員意見を言わなければならない
社長の発言も一票、新入社員の発言も一票
誰の意見か名前を記載しない
意見出し5分、メリット・デメリット5分、
デメリットを払しょくする手段を検討5分
結論出し5分
20分以内に会議は終了させる
「自尊心を踏みにじられたことが原動力」
専業主婦だった橋本社長がお父様から
斜陽業界のお茶産業
「明日の飯の種を作れ」と事業承継を言われて
㈱吉村に関わりだした当時
茶包装業界の会合に出ると男性ばかり
屈辱的な事が多々あった
「理不尽な事、みじめな自分
後から振り返ると、あれがあったから今の自分がある」
お客様のところへクレームに行った時に
女社長が詫びに来た、帰れと水をかけられたことがあった
たまたま後からお会いする機会がありその社長からお詫びされた。
その時奥様の闘病で精神的にイライラしていたと。
理不尽な事があった時に、相手に事情があるかもと
思えるようになった。
「経営理念で飯が食えるのか?」
経営の勉強会でまずは経営理念(何のため)を
作ることだと教えられた。
それで会社は売上があがるのか??
サンタクロースは何のためにクリスマスに働くのか。
子どもたちに夢を与えるため
「何のために」がなかったとしたら
ただ真夜中に働かされて重労働で大変な仕事
だから「経営理念(何のために)がないと
貧乏暇なしでしんどい気持ちで働かなければならない
橋本社長は「どれだけご機嫌に仕事ができるか」が
仕事のモットーだとおっしゃっていた
だから「目的(~のために)」「目標(~する)」を
必ずいつでも明確にする
「主婦はプロの消費者」
生活者視点を持つ主婦が商品開発することで
売れる商品を作れることを実証できた
急須をもっていない30代ママさん達
暑い夏にお茶を飲もうを啓蒙しても売れるはずがない
そこで座談会を開き生まれた商品が
HARIOのフィルターインボトル冷茶版
これが爆発的に売れ、販売網も新しいチャンネルへ
次から次へ売れるお茶のパッケージも生まれていった
火をつけることができるのが女性
女性が男性の社会に入ると違和感を感じることが多々ある
それがヒット商品を生む
「問題の所有者」は誰か
褒めるはしない、その代り
あなたの事わかっているよ、というメッセージは伝える
悩んでいる社員がいるとする
以前は悩みを解決してあげようと社長自身が動いたりしていた。
悩んでいる本人が「問題の所有者」
解決のための支援はするが
本人の代わりに解決をしようとはしない。
[ニーズ」と「解決策」を分けて意見を戦わせる
解決策の話で戦おうとすると揉める
お互いの目指したいところ、何を求めているのか
特に上司と意見対立した場合は
ニーズに焦点を当てて話し合いをするほうが得策

「心理的安全」×「責任」で相思相愛
女性社員が働きやすい環境を整えようと色々な制度を整えてきた
つわり休暇、2時間有休、末子小3までの時短勤務
女性が働きやすい制度があるから入社したい女性社員はいらない
この社員と働き続けてほしいから制度を作るという順番を大切にしたい
橋本社長と江﨑社長からのメッセージはまだまだ続く
2020年01月18日
ノーベット・ノーゲイン

「ノーベット・ノーゲイン」
江﨑新聞店の江﨑和明社長が
静岡市女性会館主催アイセル女性カレッジ16期生に向けた
最初に発したのが、この言葉でした。
かけ続けないと得られない
かけた時間は必ず自分に返ってくる
今はすぐに変化・成果が得られなくても
今学んでいることが花開くことがある
逆に、何もしなければ、何も変わらない
隔週土曜日・8か月間学び続けている
お休みは楽しいことに時間を充てたい、ゆっくりしたい
と思う人が多い中、学びに来ている女性たちに
心から尊敬します、という言葉とともに
ルーレットの例えで表現された。
江崎新聞店は、新聞配達だけでなくチラシ・牛乳などの
総合デリバリー業、その他娯楽施設なども運営
オリコミ100万世帯、新聞7万世帯、映画静活125万人
2021年には七間町・両替町に複合型施設がオープンする予定らしい
麻布十番にもデリバリー拠点を展開した
女性が半数、さらに半分の方は声優など夢を追い求めている女性
女性が働く職場=オシャレで綺麗は大事
「女性活躍というより人間活躍」
経営理念は額縁に入れたままだと形骸化する
経営理念を社員一人ひとりに理解してもらえるように
解説本を作り、ディスカッションする場を設けた

経営理念「エザキのモットー」
1.我々は常に情報文化の担い手として地域社会に奉仕する
そのためには
存在意義
2.我々は常に永続的な会社の発展と自らの生活向上に努力する
そのためには
経営目的
3.我々は常に顧客第一主義に徹し創意と熱意をもって行動する
そのためには
行動指針
4.我々は常に衆知を集め思いを凝らしさらなる目標に向かって
挑戦する
上から下へだけだと生きてこない
社員側から言いたがるようになる
たとえば、「社員の生活向上」って書いてあるけど
うちの会社はどうなの?と社員に問われることもある
毎月、日常の行動に紐付させるよう
経営理念が行動の判断基準になっている
毎年、我々の使命ってなんだろうと問い
毎年今年のミッションを社内へ発信する
2019年は「リアルがデジタルを活用し、地域社会の良き習慣を作る」
女性を採用しないと会社が潰れてしまう危機感
振り返れば、この3年間、労働環境ががらりと変わった
今までは雇用を守るという感覚でいたが
本当に採用が困難になってきた
女性を中心戦力に考えることが当たり前
「一番ハンディを持っている社員に焦点を当てると
自然と働きやすい会社になる」
女性カレッジの受講生たちに心強いメッセージは
まだまだ続きます。