2015年03月31日

「できる男」と「残念な男」はどうやって出来上がる?

ビジネスパーソンとしての「できる男」と「残念な男」

対極にある事を表す言葉に
「雲泥の差」
「月とすっぽん」
「提灯に釣り鐘」
とありますが、なんて表現したら良いか・・・

EXILEヴォーカルのTAKAHIRO似の某銀行の営業
私の担当になって4年ほどになります。

イケメンは苦手な私、苦手意識が前面に出てしまい
多分、担当者としては、やりづらかったと思う。

もう少し、愛想よく接してあげられれば良かったな・・・といつも反省しながらも
TAKAHITARO似の担当者は、傾聴スキルが素晴らしかった。

私が知識ないことでも「ご存知だと思いますが、再度説明しますと・・・」という
クッション言葉を使い、こちらの自尊心を立てる。

何度も説明され面倒くさいな…と感じているのを察知し
「同じことの説明で申し訳ないですが、後少しお付き合いください」と
超早口で説明を飛ばす。

私が口座管理をおざなりにしているので
webでも詳細に確認できるようになったことを教えてくれ
要は「自分で購入した商品の変動を自分できちんと把握しろ」というのを
やんわりと伝えてくれる。

商談が終わりかけた時
「お伝えしなければならないことが・・・」
「あっ、もしかしたら異動ですか?」
勘は的中しました。

「web画面で自分でも時々チェックしてください」
というのは、その担当者が面倒見ることができれなくなるから、
自分でも管理してね、そういう言う意味だったのだとすぐに気づきました。

そんな素敵なアラサー男子のビジネススキルに感動した直後
「残念すぎる」ビジネスマンに出くわしまいした。

アポイント14時、取材に来られたアラサ―男子。
到着13時50分。
遅刻するよりはいいけど、10分前、微妙に早過ぎです。
やりかけている仕事があり、かなり焦りましたが
早めから始められれば、早く終わるからいいか、と
気持ちを切り替え、すかさず応対。

お会いして最初に感じたのは聴覚
今たばこ吸ってきたでしょ(笑)

そこもさらっと切り替え、取材は順調に進み、30分ほど過ぎたあたり
取材に来た彼の携帯電話が鳴る。
「どうぞ、出てください」と促すが「大丈夫です」と着信を拒否。

また5分後に電話。
また、出ることを促したら、恐縮して会社からの電話に出る。
上司からの急ぎの確認事項、私の目の前で資料と名刺を広げ
あげくの果てに「今は資料が見つからず、すぐに確認して折り返します」

私「・・・・・・(すぐに確認するってもしや・・・・)」

私の目の前で、いろんな方に電話をかけまくって
会社へ報告の電話を入れてました。

そこで、またまた上司から質問があり、更に他へ電話しそうな様子

半ばあきれて、そこで制しましたが、このビジネスマナーを見て
普段の仕事ぶりが、全て見えてしまった気がしました。

事前に上司が必要としている情報を報告しておけば
携帯に緊急で電話してこないだろう。

それに、今日のスケジュールを上司と共有し
この時間はお客様の所にいると上司が知っていれば
遠慮して電話をしてこないだろう。

普段から信用ある仕事をしてれば
「この件はどうなっているんだ」的な電話は
多分かかってこないだろう。

もし上司が相当癖のある方だとして
わざとお客様との商談中に電話してきたとしても
お客様と上司とどちらを優先に対応するかが判断できるビジネスパーソンなら
上司へ「確認して2ー3分後に電話しますね」という一言は言えるでしょ。

などなど考えると、正直、かばってあげたい気持ちより
不信感の気持ちが強くなってきてしまった。

有名な企業にお勤めの男性です。
新入社員の時にビジネスマナーは教わってきたはずです。

できる男と残念な男の運命の分かれ道。
ビジネスマナー、立ち振る舞いの根底に
上司とお客様の優劣以前に、どちらに対しても相手への「敬意」
そこがビジネスの根底にあるかどうか、そんな初歩的な事のように感じました。
なぜこの乖離が生まれたのか。

対極にある事を表す言葉に
「雲泥の差」
「月とすっぽん」
「提灯に釣り鐘」

どれもしっくりこなかったけどでも、大きな差が出ていることには間違いない。

その原因を探り「残念な男」を「できる男」へ変化させたい!と思った1日でしたicon09

  


Posted by 働く女子大学 校長 at 01:25Comments(0)校長のつぶやき