2015年07月29日
モンゴルリトリート日記 5日目
ゲルの天井から朝日が差し込んできて、早朝に目覚めてしまい
外に出たら気持ちの良いお天気だったので朝ラン30分。
私をご主人様と間違えたのか、右足だけ白い犬が伴走してくれて
動物苦手の私も、超テンションがあがりました。
ラクダ1頭を発見。
本来、この地域にラクダはいないのだが、観光客のためにゴビ地方から連れてくる牧場も多いらしい。
朝食はチーズ・サラミソーセージとサラダとパン。

しっかりと朝食をとって10時から外で瞑想タイム。
乗馬2日目、今日はパカパカをマスターして牧場へ。
私の馬は昨日と同じツォギンホンゴル
蒙古馬の中では、背が高く足が長いほう。
背中に乗っていると一歩が大股で気持ちいいです。
まるで自分の足が大股で歩いている感覚。
これがシンクロ気分なのかな。
テレルジはモンゴルでは珍しい高山植物がある地域。
可愛らしいお花を発見!
そして!なでしこのお花があちらこちらで沢山咲いてました。
なでしこは、枯れそうになってもお水をあげるとすごい生命力で咲かせるお花だそうです。
横にごろんとなって休憩するのがモンゴルスタイルなんですね。
川を越え、山をこえ、ちかぽんのだるま牧場へ着いたのは15時
相当体力を消耗している。
長時間同じ体勢で乗馬しているとただでさえ、膝が痛くなるのに
鐙の長さが短すぎると、かなりの痛さ。
長すぎるとスピードが出た時に踏ん張れない。
鐙の長さのあんばいの大事さを知る。
そして昨日の鞍と違って、今日のは堅い。
ヘルメットとブーツを脱いで解放されてみると
脚だけでなく、腕、手のひら、背中、体中に疲労感です。
甘いチーズのようなクリームとおやつパン
暑さで水分を欲しているカラダ、そしてお腹ぺこぺこ。
ヨーグルトがとってもとっても美味しくて、何倍もおかわりしてしまいました。
そしてミルクティーは各家庭によって味が違って、こちらもおかわり。
市場で買った小麦粉で作ったという手打ち麺のモンゴル風焼きそば。
ランチといっても、時間は既に16時。
モンゴルは何時に何をすべき、というのがない、自由です。
ユメコは牧場の仲間と馴染んで、のびのび走り回っている
生まれたばかりの羊ちゃん
ランチを食べたと思った矢先で、ゲルのお母さんは自分たちの夕食の仕度をしだした。
羊丸ごと、捨てるところがないくらい、全て食べつくすのがモンゴルスタイル。
日本人がまぐろをすべて食べるのと同じ感覚です。
羊の腸詰、あばらの肉、全てを同じお鍋に入れて、塩だけで茹でていました。
他のみんなは疲れでぐったりと昼寝タイムですが
「腸詰を食べていって」と言われるので、勧められるがままに戴いてみると
見た目にはグロテスクですが、新鮮なので美味しい。
気がつけばもうすぐ17時。帰り道を急がなくては・・・。
内蔵バラバラ、背骨が外れた、降りるとがに股
ドリマ先生たちの楽しい悲鳴を聴きながら、再度乗馬です。
途中、亀石に立ち寄る。
大きなペットボトルのミネラルウォータは既に空。
私の小さなペットボトルのわずかなお水をみんなで回し飲み。
疲労感はピーク。
明るいけど、既に夜8時。
何時にゲルに戻れるのか・・・。
乗馬のサポートをしてくれる現地の遊牧民、ゆうすけさん。
乗馬ガイドで日本人が「ゆうすけ」と名づけたらしい。
月夜に照らされながら、もう一人の遊牧民の口笛で
私たちはまるで映画のヒロインになった気分。
あとで聞いたら、口笛ではなく、歯ぐきを使って吹いているらしい。
口笛兄さん、シャイでかっこ良かった。
ようやくゲルに着いたのは22時!
夜は日本の白米で炊いたご飯とハウスバーモンドカレー。
ちかぽんの心遣い、嬉しいです。
モンゴルのコックさんはバーモンドカレーのルーは初めて使ったらしい。
具だくさんでとっても美味しかったです。
モンゴルに来てから、毎日月夜がきれいです。
2日ぶりのシャワー、髪の毛を洗ってさっぱり。
本日の乗馬35キロの旅、お疲れ様でした。