2019年08月05日

西精工の西社長 講演会

【社員の幸福度を追求したら
業績のあがる会社になった】

徳島県のナットの会社、西精工㈱の西泰宏社長に
ラブコールを送り実現した
静岡県主催の働き方改革セミナー初日


大盛況に開催することができました!
21年前は、挨拶もしない、掃除もしない暗い会社だった。

成長する会社は、挨拶&掃除が徹底している西社長はぶれずにやり続ける。
風土文化はすぐには変わらないが
「この人が会社を変えてくれるかも!」と
思う社員が何人かが現れたとおっしゃっていました。

「あなたのやっている事は素晴らしい」という啓蒙活動を平行してやりつづけ、経営理念・ビジョンの見直しに着手。社員の幸せを追究しつづけ、今では、社員満足度調査で9割の社員が「月曜日にワクワク行きたくなる」の質問にYesと回答する会社へと変化していったという。

毎朝1時間の朝礼は「対話・対話・対話」
各チームが自分たちのビジョンを掲げ
過去の強みを振り返りビジョンに近づけるか社員自らが考える。
すると自ずと成長欲求が湧いてくるという。
社員の幸せ度アップを追究した結果が
生産性アップや業績アップに繋がるというお話をリアルに伺え
聴講された経営者様のアンケートは大満足。


夏風邪をこじらせ、体調絶不調の中
なんとか司会進行を務めることができました。


第2部の先進企業パネリスト
富士エコティックの取締役の中川様
静岡コンサルタントの総務部長の鈴木様
飯田工業薬品の社長の飯田様
素晴らしい取り組み事例を公開いただきまして
ありがとうございました。

猛暑の中、足を運んでいただきました皆さま、そしてご登壇いただいた西精工の西社長
にも感謝を申し上げます。

次は浜松会場、8/7(水)サイボウズの青野社長の講演会です♪
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 23:41Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年08月03日

メルカリ本社に潜入レポート


六本木ヒルズは久しぶり。
友人が西麻布に住んでいたので、東京に住んでいた時は
頻繁に通った六本木ヒルズ
いつも来るたびにワクワク感満載で
スタイルがモデル並みの人たちがふつーに歩いていて
気後れしながらも、大好きな場所でした。


昨日は、友人のお嬢さんがメルカリ広報担当として働いているご縁で
六本木ヒルズのメルカリ本社のファミリーデーに参加させていただきました。


小泉社長のご挨拶で始まったイベント



2013年にサービス開始したときは、怪しげなサイトだと思っていたのが
フリマアプリ市場は=不用品の価値は、経産省の報告書によると7.6兆円にのぼるらしい

世界の中でトップレベルの開発者の採用が
メルカリの競争力を高めているというお話もありました。

オフィス内も見学させていただきました。

押せばいくらでも出てくる無料自動販売機

ミーティングスペースもオフィス内も遊び心満載で、自由な発想が湧き出る場があちこちに。

オフィスの通路に、2013年の起業したばかりのオフィスの写真が飾ってあって
鹿島アントラーズ買収する企業に成長することを
この当時のメンバーは想像していたのだろうか。

ITバブルのころのベンチャー企業、ドリーマーの集団とは違う
大人の集団という印象を受けました。


ARを用いた新しいサービス体験コーナーは
友達の息子さんと一緒に楽しめました。


洋服のサイズを自動採寸するアプリ



ゲーム対戦


写真撮影コーナー
アテンドしてくれたまりなちゃん、ありがとうございました。



お土産一杯!どら焼きは美味しく戴きました。
メルカリビールとメルカリーは、これからのお楽しみです。


友達の息子さんと小泉社長の顔が似ていて笑えた一枚。

メルカリのミッション
「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」

3つのバリュー
「Go Bold」「All for One」「Be Professional」
会議室のネーミングにこれらが使われていました。
Tシャツのロゴにも書かれていた。
日常の会話で使うしかけがあるから
この3つのバリューが行動の評価基準になっていると
まりなさんが以前語ってくれたことを思い出しました。


そして、社員の福利厚生が半端ない
他の部署とミーティングランチは2000円まで支給され
小腹がすいたらいつでも食べられるオシャレな食堂
社員の働き方にマイナスをもたらすことがあれば
施策はなんでも取り入れるという方針ですって。
不妊治療休暇、手当もありました。

社員を信用し仕事を任せる、きちっとコミットメントする
マネージャーは部下の評価を行うがフラットな組織でした
やりたことがあれば、手を挙げた人がやる
予算は最初からフレームを作らない

自走する組織=ティール組織の会社に出会え
今回も大変勉強になりました。

ファミリーデーにご招待くださった美津子さん、まりなさん
素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 00:43Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年06月21日

脱・産廃業「日本をきれいにする仕事」石坂産業様の視察



「人を大切にする経営学会」主催 
会員でありながらこういう会に参加するのは初めてです。

工場見学等、3万人が訪れるという石坂産業様
埼玉県の三芳町にある産業廃棄物事業の会社へ視察に行ってきました。

現在の社長は2代目、創業者の長女 石坂典子さん
平成14年に社長に就任され、産廃業者からリサイクル企業へ転身をはかってこられた

この美しいホームページからは想像できない
https://ishizaka-group.co.jp/

昔は、産廃業者の煙突から出る煙には
地元企業から、特に農家さんからは、相当なバッシングがあったそうです。
でも、真向に戦うのではなく、どう地域と共存できるかを考え
地域から受け入れてもらえる企業を目指し、粘り強く理解を求め
地域に受けられる事業へ変更させていった
社会貢献活動にも積極的に取り入んでいらっしゃる

でも、並大抵な努力ではなかったことは伺い知れる。

女性経営者のしなやかさ、タフさかもしれない
創業者のお父様だったら、どうだったんだろうか…
地域の方々と粘り強い対話
見学に来られた方に対し徹底したおもてなし
ふと、そんなことを感じた視察見学会でした。

まずは10時から工場見学

工場見学コースができた経緯と効果

農家と産廃業者は共存できない、出てけという看板を立てられたことがきっかけで
CO2を排出しない、燃やさない独自の処理ノウハウで屋内の処理施設をつくる


防音効果、壁面緑化 日本古来植物で日陰に強い
建物ビルを壊した廃コンクリートから砂利を再生
鉄筋を取り除く作業、風と震度で種類ごとに分別
今は手作業している部分をAI化できないか開発中とのころ

処理施設がクローズでサティアンのようだと噂がたち、工場見学のコースを作成
https://ishizaka-group.co.jp/project/plant/
見学をすること=みられることが社員教育につながっている

そのあとは、地域との共存 「三富今昔村」を散策






大人の給食

「くぬぎの森環境塾」として五感で感じる環境学習、食農育体験、おいしい体験などのワークや
自然に由来した化粧品の販売などを展開している
昔、対立した農家さんは今は協力者となっているそうです。


午後は、専務の石坂知子さん(創業者の姪)が講演内容
備忘録的に書き留めておきます。

■2年前 50周年記念 CIプロジェクト
役員をいれず、若いメンバーで構成、役員にプレゼンし以下が導入された

・コーポレートスローガン「自然と美しく生きる」
・HP刷新
・ロゴマーク Green 
・作業服一新 伊勢谷さん×LEE リバースプロジェクトに依頼
役員・事務職も、同じ作業服を着るようになった



■脱・産廃屋
ミッション「日本をきれいにする仕事」
そのためには
①あいさつ ②整理整頓 を徹底させている
社員180名のうち、44名がホスピタリティコーディネータ
ホテルマンが取得するレベルの資格を取得

■今期は「インナーブランディング」
ここ5-6年は「アウターブランディング」を強化してきた
資本金を5000万円に減額し、中小企業枠でいろいろな受賞を獲得
「おもてなし事業」「ホワイト企業大賞」他、注目され
カンブリア宮殿などにも出演

社員満足度アンケートを毎年実施、項目ごとにきちんと推移をみている
どの項目も毎年あがってきてはいるものの
「はたらきがい」度が高くないのが気になるとのこと
事務系部署と生産・技術系の部署で乖離があることをきちんと把握していて
どうすれば社員満足度があげられるかを追求している

◆視察を通しての気づき
・危機に直面した企業は転換の決断と実行スピードが速い
・「脱産廃業者」地域との共存、「日本を美しくする」という高い理想や
「おもてなし」の精神を前面に出すことは、女性経営者ならではの発想力だと感じた
・作業現場でも全員気持ちいい挨拶、ご案内してくれた社員のホスピタリティの高さがすごく
教育や研修が行き届いている
・日本レーザーも同様、経営者と社員の面談、上司と部下の面談が頻繁にあることと
上司がきちんとフィードバックしている。

そういうことを通して、個人個人のミッションが明確になり
それに向かうための目標設定やアクションなど
自分たちで考える人材が育っている会社だと感じました。


50周年をきっかけに「未来の仕事を考える」冊子を作ったり
「ミドルマネジメント層の教育」に力を入れ始めるとおっしゃっていたのが印象的

足元の課題を整理しつつ、未来志向の会社の共通項
社会に共感を呼ぶ経営者のビジョンと社員第一主義の経営

こういう会社はだいたい個人個人の「キャリアデザインを考える研修」
「管理職のコーチングスキル研修」が導入されている
やっぱりですね。

すがすがしい気持ちにさせていただいた企業と従業員のみなさんと出会えたことに感謝です。

  


Posted by 働く女子大学 校長 at 22:13Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年06月06日

視察!ティール組織を実現している会社


昨年セミナーでご講演戴いた
日本レーザーの近藤会長にお願いし
新宿区にある本社に視察に行ってきました。


社員満足から始まる「社員の満足の循環」
会社に来ることが楽しいという社員たち


視察募集したところ、20名ほどご参加いただき
共に勉強してきました。

社員の仲間意識が作る良い風土
ローマは一日でならず、ですね。

社長は社員をご機嫌にする
面倒くさい事こそ上司の仕事
One to One面談 年3回
個人の事情を最優先する
評価の透明性、権限移譲
だからこそ、社員は力を発揮して
業績が伸びる

素晴らしい学びの機会をいただき感謝を
振り返りながら、まずは喉を潤してます

丸の内GARBで本日の振り返り
一人飲みワイン


今日も良き1日でした!  


Posted by 働く女子大学 校長 at 23:07Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年05月17日

「働き方改革セミナー」登壇させていただきました!

【成果発表セミナー「私たちの働き方改革」開催報告】


公益財団法人静岡県労働者福祉基金協会のワークライフ研究会
委員として2年間、活動した集大成

"静岡県下の事業所における働き方改革の実態と課題"をテーマにした調査研究の報告会と
パネルディスカッションを行う成果発表セミナーが行われ
パネリストとして登壇させていただきました。


ジヤトコ様の具体的な取組みと課題や調査結果から読み取る
働き方改革と女性活躍の静岡県の実態のお話は大変勉強になりました。

私は、静岡県内企業の働き方改革に取組んでいる先進企業のご紹介と
働き方改革を進める上のポイントについてお話いたしました。


予想以上の来場者数、参加者からの突っ込んだ質問が次から次へ
活発な意見交換ができたセミナーでした。

令和元年が働き方改革加速化元年になりそうな予感です。

  


Posted by 働く女子大学 校長 at 23:18Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年03月26日

走り続けた一年 るるキャリア


静岡県の委託事業
ダイバーシティ経営促進と働き方改革推進
昨年の6月から走り続けました。

3月25日に完了報告書を提出し
ようやく終わりました。

ご協力頂いたキャリアコンサルタントの方々
るるキャリアのスタッフのみんな
本当に本当にお疲れ様でした!
今日は慰労会でした。

静岡県の女性管理職比率が最下位ゾーンから
一気に17位へ上昇したのも
この5-6年の地道な活動の成果だと思っています。

働き方改革アワードの第1回も開催できて
ドリームマップに描いていることが
気がつけばどんどん叶って行く

静岡県の企業が成長できるよう
これからも微力ながら頑張ります!
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 23:29Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年03月13日

働き方改革 静岡県の取組み「一年間の集大成」


静岡県働き方改革アワード(第1回)の授賞式を運営させていただきました!

授賞した企業は、働き方改革推進リーダー養成講座5日間に
ガッツリ参加していただいた33社の中からエントリーを募り
その中から、5社が受賞いたしました。


東レの元取締役、働き方改革の第一人者
佐々木常夫さんを講師にお招きし基調講演も行いました。

自閉症の息子、鬱になってしまった奥様
管理職として仕事を全うする為にどうするか

どちらかを捨てるのではなく
両方とも大切にした、それが働き方改革だったのだと思う。

佐々木さんの言葉で印象的だったこと

・「働き方改革」は個人も会社も成長する
・計画主義と重点主義
・いかにやらないで済むか「知恵創造力」
・言い続ける習慣
・すぐれたメンターを持つ
・仕事改革なくして、自分の生活の調和なし
・制度より風土、風土より上司

取材にきていた女性記者が
「救われた気持ちになった」とおっしゃっていたのが心に響きました。


そして、最後に、長時間労働とは
●プロ意識の欠如
●想像力の欠如
●羞恥心の欠如

できるビジネスマン(ウーマン)に響く一言でした。
経験者の言葉の重みはすごい。


第3部では、表彰企業と佐々木さんを交えての
パネルディスカッション。
分刻みの進行でコーデネーター役を務めさせていただきました。
光栄ですね。かなり噛み噛みでしたが(笑)


受賞企業に取材に事例集として冊子も作成しましたので
ご興味ある方は、下記までお問合せください。
数に限りはありますが、お送りいたします。
http://www.uruoiplus.jp/download.html

取材した企業は、社員がイキイキしていたのがとても印象的でした!
ようやく一段落です。
美味しいお酒が飲める!!  


Posted by 働く女子大学 校長 at 23:18Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年02月28日

外国人・高齢者の社員たちからパワーを注入!

静岡県のダイバーシティ経営のモデル企業を取材してきました。





冊子は3月13日に出来上がりますが
一足お先に、3週にわたり、DOMOにて掲載させていただきました。


「働く」ことの原点を思い出させていただいた取材でした。

私も、10年後20年後、こんな風に「働くことが楽しい!!」って
心から言える人生を送りたい。

キラキラと働く方を取材するとパワーをもらいます。
いい仕事に携わらせていただき、感謝です。
  


Posted by 働く女子大学 校長 at 22:18Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革

2019年02月16日

今年も静岡代表が大賞をゲット!J300アワード


大賞の株式会社otono 青木 真咲さん


準大賞のaiearth 露木 里江子さん

静岡代表が二年連続 大賞と準大賞を受賞しました!
スパイシーな 女性起業家J300アワード

しかも静岡代表の大賞は三年連続です‼︎

全国からユニークな事業展開をしている女性起業家が集まりました。
女子高生もしっかりとビジネス展開して凄いです。

毎年、J300アワードにノミネートできるレベルの
スパイシーな女性起業家を発掘するのは
結構大変なのです。

でも、結果的には、昨年も今年も、地区予選のミニJ300で
一人に絞りきれないくらいのレベルの高さでした。
結局、二人を全国大会に送り込んだら
気づけば、大賞と準大賞とワンツーフィニッシュ。



昨日の東京で行われたJ300では
全国から来た女性起業家たちから
静岡すごいね、元気ですね、とお声をかけていただき
苦労して発掘してきてプレゼンした甲斐がありました。


地区のアンバサダーの皆さんと
主催のコラボラボの横田響子さんと記念写真

4年連続で大賞を取れるように、来年も女性起業家発掘を頑張ります!
  


2019年02月02日

こういう経営者の会社で働きたい!


15回目となるアイセル女性カレッジ
3年前から「戦略的キャリア形成プロジェクト」と題し
静岡市内外の20代から40歳くらいまでの働く女性を対象に
10日間のキャリアカレッジを開催されています。

本日は8日目の回。
キャリア志向だけど、どこか自信がない
でもでも、他の方からみたら行動力のある
前向き女性が多かった気がします。


私が尊敬する、静岡県内の経営者3名をお招きして
パネルディスカッションを開催しました。
私はコーディネーター役を務めさせていただきました。

一度雇った社員は絶対辞めさせない
個人の事情をくんで柔軟な働き方を取り入れる

社員の意見やアイデアを吸い上げ事業展開し伸びている
社長の意見が通らないこともある 笑。

短期的にみたら儲からない、無駄にみえるけど
長期的にみたらリスクではない

何か着手するとどうしても「二律背反」になることが多いが
両方メリットがあるトレードオフがみえたら
判断する、など

変革している会社の共通点は「社長の覚悟」を感じました。
重たいシンドイ覚悟ではなく
楽しみながらワクワクする覚悟

本橋テープ様は、女性の目線でテープの端切れが
トートバッグという商品になり
今は老若男女が活躍できる会社を目指す。
72歳の技術を承継できるよう仕組みを作っている

山崎製作所の山崎さんは、職人さんたちの心を開いて
B toC 板金屋さんがかんざし作りに挑戦!
自分たちが消費者の目線になると
品質アップに繋がってきた。
というお話を聞かせていただきました。

お佛壇のやまき様は、有休取得90%だと
評価がマイナスになる
プライベートを充実させると仕事にプラスになる
ワークライフバランスを実現するために多能職化
仏壇の設計がレジや販売をやれるように
誰が休んでも大丈夫な体制を整えて
評価制度もガラス張り

受講者と同じ目線でメモメモ
今日から取り入れたい事が満載でした。

山崎製作所の山崎かおりさん
本橋テープの本橋真也さん
お佛壇のやまきの浅野秀浩さん

お忙しい中、お時間をつくっていただき
貴重なお話、ありがとうございました!



  


Posted by 働く女子大学 校長 at 19:31Comments(0)女性活躍・ダイバーシティ・働き方改革