2013年05月07日

おしるこそばプリン?!


GW後半の山形旅行中、ブログの書き込みをしたかったのですが
iphone上でブログに写真をアップする方法がわからず
その上、iphoneの電池の減りもジェットコースター並みで(そろそろ買い替え時?)
久しぶりのブログ更新となってしまいました。

2年前の気仙沼のボランティアで知り合った山形のTさんに、
観光案内をしてもらい、山形旅行2泊3日の旅をしてきました。

各市に温泉があるという県は山形だけらしいです。
1日目は蔵王温泉、2日目は銀山温泉へ。

今回の旅行で一番印象深かったのが、地元の人の損得勘定なしのサービス精神の高さ、温かさ。

とにかく山形はお蕎麦が美味しいというので、まずはお昼はお蕎麦屋さんへ。

古民家を改装した「そば 琳」
(山形市緑町2-13-33)


扉を開けると、人の好さそうな、バンダナを頭に巻いたご主人が(なぜかネクタイしていた)
奥から、とびっきりの笑顔で出迎えてくれました。

そのあと対応してくれた女の子が感動的な接客ぶり。
満席で忙しくしているので、申し訳ないと思いつつ
iphoneの電源を借りたいとお願いすると
とびっきりの笑顔で電源を探してくれて。

次から次へとお客様対応をしている中、
今度は外へ飛び出していっていく。
何かと思ったら、駐車場に入れようとする車の誘導。
お店の中から外が見えるので、車に気付いたのでしょう。

お店(ご主人)の理念がアルバイターの接客にも現れてるんだなと
直感でわかりました。

板そば、にしんの甘露煮を注文。
山形では板そばというのが一般的なんですね。
もりそばと同じお蕎麦だけど、量が1.5倍。800円とは良心的。
そして、にしんの甘露煮は200円!!

いつも満席、売り切れ次第、閉店のお店です。
お蕎麦は、キリッ、ツルッとした上品なのどごしで
そばの香りがしっかりとしていました。

おつゆは濃さ・甘さのバランス良く、私好みでした。
東京のお蕎麦は濃すぎるし、静岡は甘すぎると感じている派なので。


そして、ご主人が開発した「そばプリン」
そばがきをもっちりさせたような、味はミルキィーな不思議なデザート。
季節によってそのプリンの上にかけるものが変わります。

今回メニューにあったのは3種。
あっさりしたおしるこに桜の塩漬けがのっていた“おしるこ”そばプリン。
濃厚な黒蜜だけど甘さ控えめの“黒蜜とキナコ”そばプリン。
みたらしだんごのみつにわさびがのった“みたらし”そばプリン すべて注文。
おしるこ250円、他は200円、安いです。

みたらしそばプリンは、お醤油味がきいているのでわさびで食べると
デザートという、おかずのような印象を最初は感じましたが
食べるにつれ、私のイチオシは「みたらしそばプリン」。癖になるお味でした。

食べ終わった頃、ご主人が気さくに話しかけてきました。
旅行関係を脱サラしてお蕎麦屋さんを開業したそうです。
開業へ至るまでこと、三島にいらした時代のお話、古民家を改装した時のことなど
会話上手で、楽しいご主人です。

山形県のお蕎麦を海外でも発信していきたいと乾麺を開発したり
廃棄する材料の無駄をなくそうと、スイーツを開発。
「地元の主婦たちにそばを使ったスイーツのお料理教室をやったら
すごい上手に作るんです。商品化したら実際に作ってもらおうかな。」
「サラリーマン時代よりも寝る時間はないし、大変だけど楽しいから苦じゃない。」
「お客様側は目も舌も肥えてきて、ホスピタリティ要求レベルもどんどんあがってくる。
普通にしていたら駄目、新しい発想で変わり続けないと」
と笑顔で熱く語ってくれたご主人。
応援したいお店がまた一つ増えました。

お蕎麦の時間帯が終わると、15時~そばスイーツのお店に変身し
このお店で新しいそばスイーツが食べられるとか。
また「そば琳」に再訪するためにまた山形へ行きたいですicon12


  


Posted by 働く女子大学 校長 at 14:42Comments(0)校長のつぶやき