2013年06月23日

メンターとは?

「メンター」は持つべき、という持論があるのですが
「メンター」というと、メンタルの弱い人が相談する人をイメージする方もいるようです。
決してそうではありません。

私にもメンターと呼べる方が二人います。
(私が勝手にメンターだと思って頼っているだけですが)
しょっちゅう相談にいくわけではありません。
何となく考えがまとまらない、頭の中が混乱している時とか、迷いがある時とか。
アドバイスを求めるのでもなく、ただ話を聞いてもらうだけ。
自然と考えが整理できて、自分で答えが見えてきます。

方向を指し示し、修正してくれる存在という点では
コーチングのコーチにも似ていますが、コーチとは違います。
“相談できる人”“尊敬できる人”“自分のことをすべて受け止めてくれる人”
二回りくらい歳が違う方がいいと思います。


先日、某団体が主催した「なりたい自分イメージの作り方」セミナーで講師をしてきました。
ドリームマップ講座でやっている一部分のワークショップ
「自分の強み」整理、ポジティブ脳へ変える方法などをみなさんに体験していただきました。

その時に参加された女性のお一人が
「ポジティブになりたくても、会社の人がみんなネガティブ。
家族も入院したり、気が滅入ることが多い。
ポジティブにとらえなきゃと思うけど、現状は気持ちが落ちる事ばかり。
どうしたら、いいでしょうか。」と質問してきました。

あまりにもいろんな事が一度に起こってしまい
気持ちがうまくコントロールできないということらしいです。

つらいですね。
でも、この状況がずっと続くわけではありません。
長い人生の中でみたら、この数年だけのことだと思います。

今置かれいる状況をネガティブに捉えるのではなく
神様が見ていて「上司との交渉力を磨く」
「たいへんな状況を乗り越える精神を養う」ことの機会を与えられている。
そう思うと、少しは気持ちに楽になるのですが。

今の状況を乗り越えるためのアドバイスをしました。
すべてを自分がやらなきゃと思うと苦しくなるので
周囲の方に、今の自分の事を正直に話ができ
協力してもらえる方を探すのが一つ。
もう一つは、メンターを見つけてください、と。

そうしたら、別の方から「“メンター”を探すという時に宗教でもいいのですか?」
という、想定外な質問が!

確かに、迷いがあった時、整理できない時に
宗教の教えは精神の拠り所となります。
そういう点では一緒かもしれませんが
「宗教家」は極端に偏った考えだったり、献金目当てだったりするので
気をつけてください。とコメントしたのですが・・・

うまく説明できなかったと反省。
キリスト教、仏教を否定しているわけではないし
「メンター」を上手に説明できるようにならないと。

研修をやる度に大量の気づきがあり、それを一つずつ消化していくのが大変ですが楽しいです。
毎回勉強ですねicon12

  


Posted by 働く女子大学 校長 at 11:24Comments(3)働く女子の名言(迷言)校長のつぶやき

2013年06月23日

異空間SPAC野外劇場


昨日は、ドリームマップを受けた方々のグループコーチングを午前と午後2回開催した後、
SPAC野外劇場に「黄金の馬車」を観に行きました。
東静岡駅18時から出ている無料バスに乗って、日本平にある野外劇場に到着したとたん
香ばしいカレーの匂いが遠くから風にのってふわ~っと。
ここから既にSPACの演出、おもてなしが始まっている?!

演劇の前にワインや日本酒が飲みながら、軽く食事もできる、素敵な空間「フェスティバルbar」から
香ってきていたようです。
フェスティバルbarに入ると「静岡クリエーター集団エエラボ」によるアート展示がお出迎え。
自然と笑顔になる、非日常の素敵な空間を作り上げてました。

この空間を演出していたのが「オルタナティブスペース・スノドカフェ」。
このbarのお酒の種類もなかなかいい感じで
スパークリングワイン、清水の地酒「臥龍梅」など、私が大好きなセレクト。

お酒を注文しようとしたら「内田さん!」と声をかけてくれる女子が!
目の前のカウンター内には、なんと就職支援財団の時の支援塾生のEさんがいらっしゃいました。
静大卒業後、スノドカフェに就職したそうです。


カレー、サンドイッチ、ハンバーガー、おでんなど、美味しそうなコーナーが。

19時半、いよいよ「黄金の馬車」開演です。
打楽器の音楽に合わせ、役者さんたちの息のあったせりふ回し。
寸秒もタッチがずれない。
軽やかな身のこなし。
ハードな練習をしてきたことがイメージができる。

何よりも今回は、舞台と会場が一体感になるような配置になっていて
まるで自分が舞台の中にいるような感覚なんです。
旗を持って観客の私たちも一緒に声を出せて、役者になった気分
演出も素晴らしかったです。

時折、照明を落とした時に見える夜空、星を眺めていると
今、私はどこにいるのだろうか・・・と。
どこか海外で、バリ島?で演劇を観ているかのような錯覚になりました。

久しぶりに鳥肌がたちました。
右脳ばかり働かせているころには、SPAC演劇を観ても
もしかしたら、今一つしっくりこなかったけど
今の私の感性にぴったりくる感じです。
さらにパワーアップしていくSPACの作品、今後も楽しみです。
http://www.spac.or.jp/theatre_park  


Posted by 働く女子大学 校長 at 10:40Comments(0)校長のつぶやき