2013年03月12日
稲オタクが考えた面白すぎる農法!
藤枝で有機・無農薬にこだわってコメ作りをしている、松下さんの本が出版されました。
『ロジカルな田んぼ』(著 松下明弘)
松下さんといえば、酒米「山田錦」を有機・無農薬で成功させ、巨大胚芽米「カミアカリ」を開発した方
ご存知の方も多いはず。
静岡市のアンコメ(安東米店)の長坂さんがfacebookで紹介されていたので、さっそく購入しました。
松下さんがぶれずに、今までどうしてそこまで拘り続けられてきたのか。
以前から興味がありましたが、その答えがこの本に詰まっています。
松下さんの人柄、生き方が、お米にも現れています。
松下さんの原点は、海外青年協力隊。
今までの価値観が一転、従来の農法に疑問をもつきっかけになり、
どうやれば、従来の肥料をやらずに、理想のお米を作れるか一斗缶での研究。
松下さんのように、海外青年協力隊のような事でなくても
今までとは違う価値観、それも衝撃的な事を体験するのって大事です。
そうすると、今まで当たり前だと思っていたことに疑問を抱く。
疑問をいだくと、だったら理想の世界って何。
どうすればできるの、という考えに切り替わる。
逆のケースもあります。
今まで自分の考えが人に受け入れられなかったけど
他の世界に行けば、私の考えはふつうに受け止めてもらえるんじゃん、と気づく。
夢にかける思いがあったからこそ、若き青年(当時の松下さん)の熱き想いに
青島酒造の社長さんが突き動かされ、難しいと言われた酒米「山田錦」の有機・無農薬米ができ
同じ世代の熱き想いのお米やさん、アンコメの長坂さんと出会い
「カミアカリ」が誕生する。
夢を持つ、熱い人には、自然とサポーターが現れる。
明日のドリームマップ講座の参加者は、どんな夢を抱いた方が来るのか
今から楽しみです。
『ロジカルな田んぼ』は、夢を持てない若者に読んで欲しい一冊です!